- 2015/10/12
- 15:54
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さて、何日かぶりの更新となります。
今回は、「批判がもたらす精神的貧困」について、具体的に触れたいと思います。
誤解を招かぬうちに書いておきますが、「批判=精神的貧困」という理解は間違っています。
あと、「批判がもたらす精神的貧困」は、どなたにも起こり得る事ですし、既に起こっている事でもあります。
もちろん、私にも起こり得る事ですし、既に起こっている事だと考えています。
そもそも、「批判」というのは、攻撃的なアプローチです。
これは、「批判の内容が正しいか正しくないか」などの問題ではなく、「相手に対し否定的な言葉や感情を向ける行為」そのものに、相手を攻撃する意味があるという事です。
他者に対し、攻撃的な言葉や感情ばかりを向けていると、そういう言動や思考が習慣化されてしまいます。
そのため、「ご自分では正しいことを言っているおつもりが、ただ、人を攻撃していただけ」という事にもなりかねません。
「情報に対しては批判的であるべきだ」
「批判は悪い事ではない」
という言葉は、ご自分の認知に対するリスクがあるという事までは考慮されたものではないという事ですね。
さとうかずや(さとう社会問題研究所)
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